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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)に基づく施術を行っている鍼灸院です。

〒332-0023 埼玉県川口市飯塚3-7-28TEL:048-446-9860

info@ishigami89.com

治療方針

葉

中医学では、患者さんの体質を判断し治療を行います。そのため、辛い症状を和らげるためのツボだけではなく、弱っている臓腑のエネルギーを補うツボをとって治療を行います。患者さんの治ろうとする力を補うのも中医学の大きな特徴です。中医学について詳しくは知りたい方は【中医学教室】をご覧ください。

■中医学では、からだのエネルギー(気)、栄養素(血)、体水分(津液)のバランスが崩れることで、様々な症状が出ると考えています。そこで、あらわれている症状だけではなく、脈、舌、お腹などの状態を総合的に判断して、身体全体を良い方に治療していくのが中医針灸です。



治療イメージ
これが、局所治療のみの鍼灸との大きな違いです。

治療の流れについて

  1. 問診表の
    記入

    問診表主な症状以外にも、睡眠の状況や食欲など一見関係のなさそうな内容までご記入いただく問診表になっております。手間に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、治療方針をたてるうえで重要になるので、お茶を飲みながらゆっくりとご記入していただきます。
  2. 問診
    中医学の問診について

    問診問診ルームにてお話を伺います。前述したように中医学では様々な角度から症状の原因を探りますので、どんな些細なことでもお話しください。また、脈や舌の状態から体調を判断します。問診はじっくり行いますので、気楽にお受けください。
  3. 治療計画の立案

    心経問診の内容をもとに、どの臓腑に・気血水のどれが・どのように乱れているかを判断し、治療方法を決めます。そのアンバランスを正常に戻すツボを選択し、針や灸などのどのツールで治療を行っていくかも決めます。
  4. 治療

    針灸施術ルームにて、治療をお受けいただきます。最初は緊張するかもしれませんが、きっと治療が終わるころには針灸を好きになっていただけると思います。治療方法を詳しく知りたい方は診療案内をご覧ください。

発病過程と鍼灸治療の治癒過程

Q&A よくあるお問い合わせ

鍼灸治療は痛くありませんか?

痛みのとらえ方ですが、刺すときの痛みはほとんどありません。まれに痛点に当たると鋭い痛みがでることがあります。(痛点の多い指先などは痛みを感じやすいです)このような時は、刺し直しますので、我慢せずにおっしゃってください。また、刺した後に「ズーン」と響く感覚があります。これは『得気』といい、治療効果を高めるうえでは重要な要素となります。これが気持ち良いと言われる方もいます。嫌な感じではありませんので、安心してください。
お灸に関しても、熱さを我慢して耐えるというお灸の仕方はしませんので、ご安心ください。徐々に身体が温まり、気持ちよく感じられるはずです。
不安な方は、問診の際に、針の説明や刺している所を見ていただいて治療を受けられるか決めていただければと思います。


保険はききますか?

自由診療となっておりますので、保険診療は行っておりません。ただし、自由診療のため、お一人の方にじっくり時間をかけて治療させていただきます。保険診療に比べ、患者様の経済的ご負担が大きいことは十分に受け止めておりますので、ご負担分に見合う治療を心がけております。


中医学ってなに?

 中医学とは、中国伝統医学の略称です。一般的に東洋医学と同じと考えられていますが、厳密には東洋医学はアジア地域の医学医療を指すもので、インド医学のアーユルヴェーダやチベット医学なども含まれています。
 漢方や鍼灸などの投薬・治療を行う際には、その方の体質や症状の進行具合、気血水のバランスを診て診断や治療法を決定します。中医学では独特の医学理論を応用していますので、現代医学(西洋医学)とは、病の捉え方が違います。問診に加え、舌診・脈診などの体質を判断する診察を行い、検査数値とは違う角度から、総合的に診断をします。そのため、西洋医学で診断された病名が同じでも、体質が違えば、治療内容が違ってきます。誰もが同じ治療を行うのではないところも、中医学の特徴です。

どのくらいの頻度で通院したらいいか?

 患者さんの疾患の状態や個人差により効果に差がでますが、ここでは一般的な通院頻度についてお話します。
◆慢性症状のある方・体質改善が目的の方
(アトピー性皮膚炎、耳鳴り難聴、月経異常、不眠、不定愁訴など)
「週に1〜2日の通院が効果的」
 週に2回の鍼灸治療が望ましいですが、ご都合などで週に1回の治療の方もいらっしゃり、改善がみられます。鍼灸治療開始と同時に、ある一定の良い状態にまで、いっきに持ち上げて治療することが必要と考えます。
◆急性の痛みのある方
(ぎっくり腰、坐骨神経痛、寝違え、肉離れ、膠原病の炎症期など)
「3日〜5日くらいつめて治療するのが効果的」
 急性症状期は痛みが強い分、体が痛みの原因を治そうとする力も強いタイミングです。そのタイミングで、治る力を鍼灸治療がアシストすることで、痛みを早く取り除くことができます。そのため、つめて治療することが効果的となります。
◆症状が改善された方・養生が目的の方
(症状を再発させない、カゼ予防、健康維持、ストレス解消など)
「1週間〜2週間に1日が効果的」
 症状が改善された方や、健康で元気に日々を過ごしたい方は、1〜2週間に1回の鍼灸治療で、体の気血水や五臓六腑の調整を行います。現代医学的にいえば、ホルモンや自律神経の乱れを調えて、肉体的・精神的な苦痛を生じさせない体にしていきます。

鍼灸治療はなぜ効くのか?

 ウイルスや気候などにより症状が出ているときは、その原因となっている要因を取り去る「瀉」の治療を行い、疲労や加齢など体が弱ったことで症状が出ているときは、弱っている臓腑の力を増やしてあげる「補」の治療を行います。例えば、冷えて腰痛が出た場合には、腰に寒の邪気が滞っていることで痛みが出ているので、腰に鍼灸治療を行い寒邪を取り去るようにします。一方、補の例として、腎の力が弱ったことで出た重だるいような腰痛では、腎の気を補う足首にある経穴(ツボ)に治療を行い、腎気を補うことで腰痛を治療します。
 このような中医学の説明では分かりずらいという方もいると思うので、生理学からの説明もします。痛いところに鍼灸刺激を行うと、痛みを抑制するオピオイドを放出させたり、アデノシン3リン酸を漏出させ、受容体を介して痛みを鎮めます。また、四肢末端に鍼灸刺激を行うことで、視床下部、中脳、延髄からβエンドルフィンやエンケファリンなどのオピオイド物質を放出させたり、脊髄でセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を放出させます。それにより、鎮痛だけでなく、気分の落ち込みなど精神的な部分にもいい影響があると考えられます。腰痛という同じ症状でも、局所と四肢末端への鍼灸治療では鎮痛機序が違ってきます。さらに詳しく知りたい方はこちら【鍼灸治療の生理学的治効機序】をご覧ください。
 以上のように、鍼灸治療には痛みだけではなく、精神的なものや、自律神経からくる不定愁訴などにも効果があります。


埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院
【石上鍼灸院】
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