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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆症例「ステロイドを使用しなかった顔面神経麻痺」をアップ

2015年11月2日(月)

こんにちは、石上鍼灸院です。

当院での症例で、顔面神経麻痺の治療にステロイドを使用しなかった患者さんの症例をアップしました。

一般的には顔面神経麻痺の治療には、早期にステロイドを点滴か薬で服用して神経の損傷を最低限に抑える治療を行います。
この患者さんは、耳鼻科に行ったのが発症から4日後だったということと、糖尿病に罹患しているために、ステロイドはお断りしたそうです。

私自身、ステロイドを使用しなかった患者さんを治療したのが初めてだったのですが、1か月という早い期間で治癒したので、その症例を載せています。

 ・症例14 「ステロイドを使用しなかった顔面神経麻痺」はこちら

読まれている方に注意していただきたいのですが、ステロイドを使わない方が良いといったことではありません。

やはり顔面神経麻痺の第一選択肢は、出来るだけ早期にステロイドによって神経の損傷を最低限に抑え、その後神経の回復を図るといった治療になると思います。
針灸治療は治癒期間の短縮に有効な手段になります。現代医学と中医学を上手く取り入れれば、より良い治療が出来ると考えています。

中医学では、顔面神経麻痺の原因として、風寒や風熱の邪気というものがあります。
エアコンや扇風機の風を顔にあびたことで発症するというものです。

当院の患者さんで、旅行先などで疲れていたところに、エアコンの風がずっと顔に当たっていて、その後から発症した方が数人いらっしゃいました。
風は万病の元です。
風には少し意識して注意しましょう。

あとは日々の疲れにも敏感になってください。
ご自分にあった身体のケアを見つけてください。

ちなみに、私は運動と針灸治療でケアしています。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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