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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆中医学でのがんE

2020年4月22日(水)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門の石上鍼灸院です。

がんの養生法のうち、痰湿タイプの養生法についてです。


痰湿タイプの養生法


普段から、吐き気がしやすい、体が重い、むくむ、食欲不振といった症状があるのは、体の中に老廃物がたまった「痰湿」タイプに体質が傾いている証拠です。

痰湿を取り除くためには、まず、
消化・吸収・排泄の能力を高めて、代謝を上げることが大切です。


生活改善


代謝をアップするためには、適度な運動を生活に取り入れるのもひとつの手です。

どんなスポーツでもかまいませんが、通勤時間を利用したウォーキングや、家で気軽にできるダンベル体操など、ひと汗かくくらいの運動量がベストです。
毎日続けられることが大切ですので、自分に合ったスポーツをみつけましょう。


食養生


痰湿は、消化・吸収・排泄しきれなかった飲食物が、老廃物となって滞ったものです。
つまり、食べ過ぎということですね。
味の濃いものをよく食べる、過食気味、水分をとり過ぎているなど、長年の食生活が主な原因なので、まずはその習慣を改めることが必要です。
そのうえで、痰湿を外に排泄する作用のある食材を積極的にとることを心がけましょう。


なお、胃腸の機能がもともと弱い人の場合、暴飲暴食をしていなくても、痰湿がたまっているおそれがあります。
この場合は、「規則正しく、腹八分で」、消化・吸収力を高める工夫をしましょう。


●昆布
痰湿を取り除きながら、体内にできた「しこり」を柔らかくする働きがあるといわれています。
お腹が弱く、下痢をしやすい人は食べ過ぎないように注意しましょう。


●しじみ
痰湿を取り除く作用と、解毒作用を持ちあわせているので、がん予防に適しています。
お酒を飲んだ翌日にもお勧めです。


●白菜
利尿作用と便通作用で、体にたまった痰湿を取り除きます。
作用がおだやかなので、量をたっぷりとることが大切です。


●とうがん
利尿作用に優れていて、むくみや尿量が少ないときの治療にも使われる食材です。
肥満を防ぎ、肌を美しくする美容食でもあります。


●海草
痰湿を取り除く作用だけでなく、体力を補う作用もあるので、胃腸がもともと弱くて痰湿がたまってしまった人にもお勧めです。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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