埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ
中医学専門はり灸治療院
中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です
◆血液ドロドロ6つのタイプ VOL.5
2018年10月9日（火）こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。
血液ドロドロのタイプ別生活改善法の最終回です。
⑤「ストレス」でドロドロタイプ
【食事】
●「ストレス食い」対策を心がけて
ストレスを感じたときに、つい目の前にあるお菓子に手が伸びてしまう、という人は案外多いはず。
食べると一時的に気持ちがすっきるすることを覚えて、「甘いもの依存症」になってしまう人もいるかもしれません。
依存状態から脱出するためには、まず、ケーキやスナック菓子はできるだけ買わないようにして、代わりに寒天を使ったゼリーや和菓子、昆布菓子などを用意しましょう。
食事も、昆布の煮物や、野菜の浅漬けなど、箸休めを多めに食卓に並べると、ご飯や肉類の食べ過ぎ防止に役立ちます。
ただし、味が濃いとご飯を食べ過ぎることになるので、薄味にするようにしましょう。
●香りのある野菜や甘酸っぱい果物を
三つ葉、春菊、香菜、セロリ、しそ、バジルなど、香りのよい野菜には、ストレスのために滞っている「気」のめぐりをよくして、気持ちをリラックスさせる効果があります。
また、ジャスミンティーやミントティー、ローズティーなど、香りのよいお茶もおすすめです。
酸っぱいものにも気のめぐりをよくする作用があるので、みかんやグレープフルーツ、プラムなど、甘酸っぱい果物をおやつ代わりに食べるのもいいでしょう。
【生活】
●その日のストレスは、その日のうちに解消
ストレスは、積み重なると解消しづらくなります。
週末まとめてリラックスタイムをとるよりも、毎日のスケジュールに「自分の時間」を加えた方が効果的です。
まずは、会社帰りに寄り道をしてみる、友人とのおしゃべりを楽しむ、ペットとのんびり過ごす、ゆっくりとお風呂に入るなど、身近なことから始めてみましょう。
●アロマや呼吸法でリラックス
ストレス解消にも、血のめぐりをよくするためにも役立つのが、ヨガや太極拳など深い呼吸を取り入れたエクササイズです。
まずはゆっくりと息を吐きだす練習から始めましょう。
特に、イライラして落ち着かないとき、不安や悩みを抱えているときなどには、息を吸うよりも「吐く」ことを心がけてください。
このとき、リラックス作用のあるアロマオイルを部屋に香らせるのもよいアイデアです。
また、大きな声で歌うのも、呼吸法と同じような効果があります。
⑥「余分なもの」でドロドロタイプ
【食事】
●主食はあとにして、野菜を先に食べる食生活を
余分なものをためないようにするには、食事の全体量やお酒の量を減らすことが何より大切ですが、毎日のこととなるとなかなかうまくいかないものです。
そんなときは、満腹感もあり、カロリーとして吸収しにくい食べ方を知っておくと便利です。
コツは、おひたしやサラダ、酢の物など、あっさりとした野菜料理から先に食べることです。
食事の前にまず温かいお茶を一杯飲むのもいい方法です。
そのあとにご飯や主菜をよくかんで食べるようにすると、食べる量も自然に減っていきます。
●低カロリーで食物繊維の多い食品がおすすめ
余分なものを体から排出するためには、甘いものや油っこいものは控えて、野菜中心のあっさりとした食事にするのが基本です。
特に、余分なものを排出しながら、血液をサラサラにしてくれる、昆布、わかめ、たけのこ、ごぼう、レタス、白菜、大根などは多めにとるように心がけましょう。
代謝を高めてくれるスパイス類や、余分なものの排出効果を高める酢も積極的に利用しましょう。
【生活】
●気候に応じて食生活を調整する
このタイプは、湿度の高い梅雨時や夏、低気圧が近づいてきたときなどに体調を崩しやすい傾向があります。
体が重い、肩がこるなどの症状を予防するためには、湿気の多い時期や台風の季節は、特に食事に気をつけ、腹八分を心がけることが大切です。
また、水分のとり過ぎはそれだけで体調を崩す原因になるので、しょっぱいものは控えて、のどの渇きを予防するようにしましょう。
●入浴とちょっとした運動を毎日の習慣に
発汗は、体にたまった余分な水分や老廃物を出す有効な手段です。
できれば、じわりと汗をかくようなスポーツがよいのですが、時間がない場合には、エスカレーターはやめて階段を使う、夕食のあとに散歩をする、家でも簡単にできるダンベル体操を続けるなど、毎日の空き時間を利用した運動をするようにしましょう。
そして、夜はゆっくりとお風呂につかり、汗をかくようにしましょう。
以上で、血液ドロドロ６つのタイプの話をおしまいになります。
