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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆血液ドロドロ6つのタイプ VOL.4

2018年9月18日(火)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

血液ドロドロのタイプ別生活改善法の続きです。

B「冷え」でドロドロタイプ
【食事】
●体を冷やす食べ物に注意
まず気をつけたいのは、冷たい食べ物や、氷の入った飲み物、アイスクリームなどの冷菓をできるだけとらないようにすることです。
お弁当や、冷蔵庫の中のお惣菜は、めんどうでも必ず温めて、飲み物もできるだけ温かいものをとるようにしましょう。
また、果物や夏野菜も体を冷やす作用を持つものが多いので、食べ過ぎには気をつけてください。
●スパイスを上手に取り入れる
よくいわれる血液サラサラ食品のうち、このタイプに最も向いているのが、シナモン、ターメリック、フェンネル、こしょう、山椒、八角、しょうが、にんにくなどのスパイス類です。
料理に使うほか、紅茶におろししょうがを加えた「しょうが紅茶」もおすすめです。
なすやトマト、きゅうりなどの夏野菜はスパイスと上手に組み合わせれば体を冷やす心配もありません。
唐辛子も胃を荒らさない程度であればOKです。
体を温めて血流をよくするねぎや玉ねぎ、にらもおすすめです。
鶏肉、羊肉、えびなど、体を温める力が強い食材も適度にとるようにしましょう。
【生活】
●体を冷やさない生活環境を整える
まず、服装にはいつでも気を配ることが大切です。
冬ならちょっとした外出でもマフラーと手袋を忘れずに。
夏は、冷房がきいた場所と炎天下を行き来すると、血管がそのたびに収縮と拡張を繰り返して、血のめぐりが悪くなる原因になるため、羽織るものでこまめに服装を調節することを心がけましょう。
「寒い」と感じる前に着るのがコツです。
また、冷えが体内に入り込みやすいおなか、腰、足首、かかとは、どんな季節でもしっかりガードするようにしましょう。
なお、入浴はシャワーですませず、できるだけゆっくりと湯船につかる習慣をつけれるといいですね。
●運動で体を温め、筋力もアップさせる
体を動かさないでいると、熱の産生源でもある筋肉を衰えさせ、ますます冷えやすい体になってしまいます。
冷え性を治すためにも、血のめぐりをよくするためにも、適度な運動は必要です。
長続きさせるために、自分が楽しめるようなスポーツを選びましょう。
ただし、水泳や水中運動は避けた方がいいかもしれません。
水温がそれほど低くなくても、水には体の熱を奪う性質があるので、冷えが強くなるようなら違う運動を選択しましょう。

C「うるおい不足」でドロドロタイプ
【食事】
●体に熱を生む食べ物を避けて
うるおい不足の人が最も気をつけなければいけないのは、唐辛子、こしょう、山椒、からしなどの香辛料のとり過ぎです。
これらの香辛料は、体をほてらせるだけでなく、体のうるおいを奪ってしまう作用があるため、できるだけ避けたほうが無難です。
また、油っこいものの食べ過ぎも、発汗やほてりなどの症状を悪化させます。
普段の食事は、あっさりとした味付けで、野菜中心にするのが向いています。
●水分補給は野菜や果物で
このタイプは、のどの渇きを放っておくのはよくありません。
血液が濃くなって、心臓に負担がかかることもあるからです。
水分補給はこまめに行うことが大切です。
ただし、がぶがぶと水を飲んでも、うまく体に吸収されない場合も多いので、みずみずしい野菜や果物でおだやかに水分補給をするのがコツです。
特に、ぶどう、みかん、すいか、なす、トマト、小松菜、春菊、アスパラガスなどの野菜には、血液サラサラ効果もあって一石二鳥です。
【生活】
●汗のかき過ぎには要注意
血液サラサラのためには、適度に汗をかくのはよいことなのですが、うるおい不足の人は汗をかきやすい体質のため、ますますうるおいが消耗され、体調を崩すもとになることも。
このタイプは、炎天下でのスポーツやサウナなど、びっしょり汗をかくようなことは不向きです。
●プールやアクアビクスでの水中運動がおすすめ
運動をするときには、汗のかき過ぎに充分な注意が必要です。
最も適しているのは、アクアビクスや水泳などの水中運動です。
ただし、体を動かせば水中でも汗をかくので、水分補給を忘れないようにしましょう。

次回は残りの2つのタイプの生活改善法をご紹介して「血液ドロドロ6つのタイプ」の完結となります。



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