本文へスキップ

埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆血液ドロドロ6つのタイプ vol.3

2018年9月10日(月)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

今回は、タイプ別の生活改善法をご紹介。

@「元気不足」でドロドロタイプ
【食事】
●朝食はしっかりとり、冷たいもの・生ものは控えめに
「気」が不足しているこのタイプは、朝食を抜くと夕方までスタミナがもたなくなってしまいます。
朝食は一日の活動源と考えて、できるだけ抜かないようにしましょう。
ただし、食べ過ぎは逆効果となります。
おかゆなど温かくて消化がよいものを適量とることを心がけてください。
なお、朝はおなかがすかないという人は、夕食の量を減らしたり、時間を早めたりしましょう。
また、胃腸の消化・吸収力を低下させる冷たいもの、生もの、油っこいものは摂りすぎないように気をつけながら、栄養のバランスのよい食生活を心がけましょう。
●おすすめ食材は雑穀
数ある血液サラサラ食品のなかでも、このタイプにいちばん向いているのが、胃腸の働きを高めながら、血のめぐりをよくするひえ、きび、あわ、麦などの雑穀です。
白米に混ぜて炊くと、無理なく食べられます。
玄米も血液サラサラ効果にはすぐれていますが、消化が悪いため、毎日食べるなら、柔らかく炊くか、お粥にするなどの工夫をしましょう。
ほかに、気を補う山いも、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、しょうが、ねぎなどもおすすめです。
【生活】
●休息・睡眠を充分にとる
忙しすぎる生活や睡眠不足は、「気」を消耗して、血液をさらにドロドロにする原因になります。
しかも、寝不足だと元気が出ないこのタイプは、寝る時間を惜しんでがんばっても、思ったほど成果は上がりません。
効率よく仕事や家事を片付けるためにも、睡眠時間はたっぷりとることが大切です。
日中もあまり根を詰めず、休息時間をこまめにとるように気を配ってください。
●運動は、ゆるりと無理せずに行う
元気不足のこのタイプは、無理してハードな運動をすると、ますます体調が悪化して、肩こりなどの不調が出やすくなってしまいます。
また、筋力が弱い人が多いため、運動が苦手で長続きしない方もいます。
このタイプに向いているのは、ウォーキングやヨガなど、ゆっくりした動きです。
疲れない程度の運動から始めて、慣れてきたら徐々に時間を長くしていくとよいでしょう。

A「貧血」でドロドロタイプ
【食事】
●一度にたくさん食べず、多種類の食品を少しずつとる
食生活にかたよりがあるようなら、まずはそれを改善することが大切です。
ひとつのものばかり多く食べるのはやめて、できるだけ多種類のものを食べるように心がけましょう。
また、このタイプは、食べ物から必要な栄養を吸収する力が弱いので、「血」を補給するための食品も、一度にたくさん食べず、何度かに分けて食べるほうが効果的です。
●黒い食品とたんぱく質を多くとろう
黒豆、ひじき、プルーン、黒ごま、黒きくらげなど、色が黒い食品は、血を増やしながら血のめぐりをよくする作用に優れています。
毎日少しずつでも食事に取り入れるようにしましょう。
また、たんぱく質をきちんととることも大切です。
血を補う作用が強いのは、レバー、鶏肉、牛肉の赤身、まぐろ、かつおなど。
これらの動物性たんぱく質と、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質を、野菜や穀類と組み合わせてとるとよいでしょう。
【生活】
●夜更かしや夜の仕事は避ける
血は、夜眠っているときに生成されるので、睡眠はとても重要です。
夜更かしをすると、それだけで血が消耗されて、ますます血の不足が進んでしまうことになります。
血の不足を解消するためには、遅くとも12時までにはベッドに入る努力を。
また、頭を使う作業も血を消耗するうえ、このタイプはちょっとしたきっかけで不眠になりがちなので、夜寝る前にパソコンに向かったり、仕事の書類に目を通すのは禁物です。
就寝前の1〜2時間は、できるだけリラックスした時間を過ごしましょう。
●全身をほぐすストレッチやヨガを
このタイプは、痩せていて筋肉も貧弱な人が多く、運動があまり得意ではない方が多くみられます。
筋肉に弾力がないため、テニスや短距離走など、体の一部分を酷使するスポーツはケガのもとです。
体を動かすなら、全身をほぐすストレッチやヨガ、水泳などがおすすめ。
翌日に疲れが残らない程度の運動量を心がけましょう。

2タイプずつ案内していきますので、次回は「冷え」と「うるおい不足」でドロドロタイプの生活改善法をお話しします。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

〒332-0023
埼玉県川口市飯塚3-7-28
TEL.048-446-9860