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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です。症状以外にも、顔色や、舌、脈などを総合して判断するため、大変面白く奥深いものです。ここでは中医学の話を中心に、私のプライベートなことも載せています。

◆ジャガイモについて

2017年6月20日(火)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

私事ですが、先日誕生日を迎え、40歳になりました。
40代に突入です。
つい少し前に成人式をして、「まだまだ大人なんていえる精神年齢じゃないなぁ」なんて思っていたような気がしますが、そこからさらに20年も経ったなんて・・・。
20歳までの20年は、体も成長し、色々なことを学び、人生における大きな選択をいくつもして、充実していたように感じます。
20歳からの20年は、人生の大きな選択をいくつかしましたが、すごく人としてすごく成長したかと言われると・・・???
たまにあの頃に戻って、やり直せたらなんて思う時もありますが、後ろを向いても戻ることは出来ないですもんね。
しっかり前を向いて進んでいきたいと思います。
実は私結構マイナス思考なので、いつもこうやってプラスに考えるようにしているんです。

いもさて、今日はジャガイモについてお話しします。

ジャガイモは南米アンデス地方が原産です。
15世紀末の新大陸発見に伴ってヨーロッパンに伝えられました。
日本には慶長年間(1596〜1614年)にオランダ人によって、インドネシアのジャガトラ(ジャカルタの古名)から伝来しました。
そのため「ジャガ芋」と呼ばれています。

【中医学的効能】
・四気五味: 甘、平
・帰経: 胃、大腸

・補気健脾: 胃腸の消化吸収する力を助けて、気(生命活動エネルギー)を補う

ジャガイモの寒熱は平性なので、体が熱い方にも冷えている方にも適しています。
また胃腸を丈夫にする働きがあるので、特に胃腸が弱い方(脾気虚)には向いています。
しかし、食べ過ぎるとガスがたまりお腹が張りやすくなるので、消化不良のある方は控えめにしましょう。

脾気虚とは、疲れやすい、汗が出やすい、めまい、顔色につやがないなどの気虚の症状に加え、食欲がない、下痢、お腹に膨満感があり食後に特にひどくなる、むくみなどの、脾の働きが弱った症状が一般的にみられます。
ただ、脾気虚の代表的な症状に「食欲がない」というのがありますが、私はとらえ方が少し違います。
「食欲がない=食べたくない」というのが普通の解釈ですよね。
私も脾気虚傾向なので、そうだったのですが、食欲がない=食べたくないわけではないのです。
毎日3食しっかり食べていましたし、時間になれば食べようという気にはなります。
かといって、今思えば子供のころのようにお腹が空いて空いて早くご飯食べたいという感じではありませんでした。
つまり、食欲がないというのは、食べたくないわけではなく、ご飯を食べたいという空腹感があまりないという部分も含んでいると考えています。
暴飲暴食をしてお腹の調子を崩しているときの脾気虚や脾気下陥であれば、食欲もなく何も食べたくなくなるでしょうが、慢性的な脾気虚であれば、普通に食べることができます。
食べたら食べられるのですが、ちょっと食べ過ぎるとすぐにお腹の調子を崩してしまったり、忙しくて昼食の時間が取れなかったりしても「まぁ、別に食べなくてもいいか」となります。
ただ、脾気虚の場合は食べないと疲れやすいことも多いので、午後にはぐったりしてしまいます。
じゃあ、ご飯を食べればいいじゃないかと思いますよね。
でも、食べるタイミングを逃すと、お腹が空いたという感覚がなくなるんです。
そこで、食べる元気もないといったグッタリした感じになってしまいます。
脾が弱くない方は、疲れたから焼肉でも食べて元気になるぞとなります。
脾気虚の方が全員こういう状態ではありませんが、胃腸が弱い方は思い当たる節があるのではないでしょうか。
「食欲がない」という表現にはこういった状態も含むと考えています。

脱線が長くなってしまったので、ジャガイモの話にもどりますが、こういったように中医学では人間に起こる症状を有るか無いかでみるのではなく、微妙なニュアンスも含めて考えている所が面白い所ですね。

というように、脾気虚で胃腸が弱い方にはジャガイモは向いているので積極的に摂るようにしましょう。

ここからは栄養素のお話し。
ジャガイモの主成分はでんぷんです。
でんぷんは、穀類やイモ類に含まれる糖質で、体のエネルギー源になります。
つまり、主食の代わりにもなります。
また、ジャガイモのビタミンCの含有量はイモ類の中でトップクラスです。
ビタミンCは水溶性で熱に弱い栄養素ですが、ジャガイモのビタミンCはでんぷんに包まれて熱に強いという特徴をもちます。
ビタミンCの働きは、血管と粘膜を丈夫にするのに必要なコラーゲンの生成と維持に欠かせない栄養素で、また、カゼウイルスへの抵抗力を高めるインターフェロンの合成を促進しカゼの予防に役立ちます。
さらに、ストレスに対抗する副腎ホルモンの生成にも役立ち、抗酸化作用により、老化や動脈硬化の予防効果ももちます。
ジャガイモはカリウムも豊富です。
カリウムには塩分のナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧などの生活習慣病の予防にも効果があります。

最後にまたまた、ディアゴスティーニ「漢方ライフ」から料理のご紹介。
じゃがいも

明日は一日雨だそうです。
ジメジメした日が続きますが、気持ちは晴れやかに過ごしていきましょう。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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