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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です。症状以外にも、顔色や、舌、脈などを総合して判断するため、大変面白く奥深いものです。ここでは中医学の話を中心に、私のプライベートなことも載せています。

◆キャベツについて

2017年4月14日(金)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

キャベツ今回は全世界の食卓で最もポピュラーな野菜のキャベツについてです。

キャベツと言えば、その成分の名前をつけた市販の胃腸薬があるほど、胃腸の妙薬として知られています。
これは抗潰瘍性のビタミンであるビタミンUがキャベツに含まれているからです。
ビタミンUは、胃や十二指腸のただれた粘膜を修復して、保護する働きをします。
さらに肝機能を高め、脂肪肝を防ぎます。
またキャベツには、血液凝固作用のあるビタミンKも豊富なので、潰瘍の傷口を早めにふさぐ作用もあります。
ただし、加熱したり水にさらしたりするとビタミンが激減するので、サラダかジュースなどの生食か、短時間の加熱で済む調理法を選ぶようにしましょう。

ほかにも血圧低下作用のあるカリウムや、美肌作りに欠かせないビタミンCなども含んでいるキャベツですが、最近ではがんを予防する食材として注目されています。
アメリカの国立がん研究所が発表した「がん予防に効果がある食物リスト」で野菜の中でもキャベツはトップグループに入っています。
発がん物質を解毒して大腸がん・結腸がん・乳がんなどの発症を抑制するインドール化合物をはじめ、イソチオシアネートやビタミンC・Eなどがんを予防する成分が豊富に含まれているからです。

次は中医学的な効能についてです。
【中医学的効能】
・四気五味: 甘、平
・帰経: 胃、腎

・補中益気: 胃腸の機能を活発にして、吸収を高め、気を補う
・調理臓腑: 臓腑機能の調節と回復
・通絡散血: 毛細血管の循環障害改善

キャベツは五臓六腑の機能を調節する働きがあります。
平性なので、どんな体質の方にも向いていますが、特に消化を促し気を補う作用があるため、「気血両虚」や「気滞血瘀」の方に適しています。
「気血両虚」の方は、気虚と両虚が同時に存在する証候で、めまい、呼吸微弱、無気力、疲労倦怠、汗が出やすい、活動すると症状が悪化、顔色が青白かったり黄色いなどの弱々しい症状がみられます。
「気滞血瘀」の方は、気が滞ることで血の運行が失調した証候で、胸脇部の張りや痛み、イライラしやすい、焦燥感、刺痛を伴う固まりが出現し抑えると痛みが強くなる、女性では月経痛、月経前の乳房の脹痛などの停滞している症状がみられます。
血の巡りが悪いと感じる方は、キャベツを積極的に摂るようにしましょう。

最後に、参考にしているディアゴスティーニ「漢方LIFE」に載っていたキャベツを使った料理をご紹介。そのまま転用させてもらいました。
そのため字が小さいので、もし読みにくかったら来院時におっしゃってくださいね。
原本をお見せします。
キャベツ料理



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