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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆コイについて

2016年5月11日(水)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

ゴールデンウィークなどでバタバタしてブログがご無沙汰になってしまいました。
少し落ち着いてきたので、また定期的に書き込んでいきたいと思います。

昨日、幼稚園のお迎えの帰り、見沼代用水にコイがいました。
結構大きくて30センチはあったと思われます。
しばらく子どもと見ていて、「そうだ!ブログのネタになる!」と写真を撮ってきました。

コイ

この見沼代用水には、実は私は苦い思い出があります。
小学生の時に、良くありませんが友達と網の中に入ってザリガニを取っていたのですが、その時に足を踏み外し落っこちてしまったんです。
特にケガはありませんでしたが、周りの目線が集まり恥ずかしいやら、見ての通りきれいではないので、クサいやら・・・どうやって家まで帰ったか記憶がありません。
いつも見沼代用水を通ると昔の恥ずかしさが少しよぎります。

話しを戻して、今日はコイの食養生について。

【中医学的効能】
こい・四気五味: 甘、平
・帰経: 脾、腎

・補脾健胃: 胃腸を滋養し機能を高める
・利水消腫: 利尿効果があり、むくみを解消する
・通乳汁: 母乳の出をよくする

コイには、胃腸の働きを補い、余分な水分を排出してくれる効果があるので、胃腸が弱く、疲れやすい、だるい、腹部の膨満感などがあり、むくむ方には向いている食材です。
また、出産後、体が弱く母乳の出が少ない方にも適しています。

コイは、寒熱では「平性」ですが、食べ過ぎると余分な熱と痰が生じやすいので、もともと熱っぽくのぼせやすい方や、高血圧の方は控えめにしましょう。

これからくる梅雨には良さそうですね。
おそらく私はまだコイを食べたことないと思いますが、一度チャレンジしてみたいと思います。

最後に、コイの豆知識が本に載っていたのでそれをご紹介。
・コイは胃袋がないので、一日中エサを食べます
・旬は春・冬で、冬のコイは味がよく、淡水魚なので脂がより多いですが、海水魚の脂肪酸成分と異なり、DHAはありません
・コイは捕まえると一度だけ強く跳ね、あとはじっとしているので「まな板のコイ」という言葉ができ、度胸のよい様子を示します



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