◆肝は血を貯蔵する
2021年6月1日(火)
こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門針灸治療院の石上鍼灸院です。
紀元前に書かれたといわれる「黄帝内経」に記載されている内容を、現代医学的に捉えて説明をしています。
そのために、ダニエル・キーオン著「閃く経絡」を参考にさせて頂いています。
中医学では、肝は血を貯蔵するとされています。
(黄帝内経、素問、五臓生成論篇第10)
西洋医学では、肝臓のこの特性をそれほど強調していませんが、休息時、肝臓は私たちの血液の約10〜15%を含んでいます。
しかし、出血や激しい運動などの刺激をされると、肝臓は収縮し、約500ミリリットルの血液を循環系に放出します。
心臓から肝臓自体への血液供給に加え、消化器系全体の血液は肝臓に流れます。
肝臓が貯蔵する余分な血液は、運動中に非常に重要です。
中医学では、筋肉がつりやすい人はたいてい血の不足(虚)と考えます。
肝の蔵血作用が弱い方は、つりやすい方が多くなります。
つまり、東西の医学において、肝臓は血液を貯蔵する、という点では一致しています。
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