◆レモンについて
2018年4月16日(月)
こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。
本日はレモンについてです。
レモンは、ミカンなどと同じ柑橘類の仲間です。
原産地はインドのヒマラヤ地方といわれ、日本へは明治時代にアメリカから伝わりました。
レモンの酸味にはクエン酸が豊富で、果物の中でトップクラスです。
クエン酸はドロドロの脂肪をサラサラにする働きがあり、たんぱく質の分解・消化を促進して血行をよくし、体の機能を回復させる作用が注目されています。
またクエン酸サイクルを円滑にして疲労回復にも役立ちます。
レモンに含まれるもう一つの注目すべき成分はビタミンCです。
ビタミンCは免疫力を高める上に、最近では抗がん作用があることも判明しています。
また、かぜの予防や、漂白作用があることから美肌づくりにも有効といわれています。
さらには、レモンにはビタミンCの吸収を助けるビタミンPも豊富です。
【中医学的効能】
・四気五味: 酸、甘、平
・帰経: 脾、胃、肺
・生津健脾: 唾液などの津液の分泌を促進して、胃腸の働きを増進させる
・化痰止咳(皮): 痰を除き、咳を止める
怒りやすかったり、ため息をよくつくような気の巡りが悪い方は、「収斂」作用をもつ酸性のレモンはあまり適していないので控えめにしましょう。
逆に、この収斂作用によって、安胎の効果があるといわれています。
最後にレモンを使った料理を引用でご紹介。
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