◆パイナップルについて
2016年2月24日(水)
こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門の石上鍼灸院です。
先日患者さんからハワイのお土産でパイナップルの形をしたクッキーを頂きました。
非常においしかったです!
チョコの部分も気持ち程度ではなく、しっかりチョコって感じで上品でした。
子どもたちも嬉しそうに食べていました。
ということで、今日はクッキー・・・ではなく、パイナップルの中医学的な効能について。
【中医学的効能】
・四季五味: 甘、酸、平
・帰経: 肺、脾、腎
・生津止渇: 唾液の分泌を促進して、のどの渇きを解消する
・健脾消食: 胃腸の機能をよくして、消化を助ける
・利尿除湿: 利尿効果があり、余分な水分(湿)を除く
パイナップルは潤いの性質をもち、消化を促進する効能があり、腸内の有害物質の分解作用もあります。
食べものが胃腸に停滞して消化ができなくなり、胸やけや口に酸腐臭があるような「食積」の方や、水液の代謝が悪く、痰が出たり気持ち悪い、お腹がつかえるような症状がある「痰湿」の方には、非常に適しています。
ただし、酸味によって胃腸を刺激しやすいので、胃腸が弱い方は控えめにしましょう。
また、利尿作用もあるので、むくみが気になる方にも向いています。
パイナップルにはクエン酸が含まれているために、抗酸化作用があります。
また、ビタミンCと協力し合い疲労回復にも役立ちます。
さらにパイナップルにはプロメリンという酵素が含まれています。
プロメリンはたんぱく質の消化を促進し、消炎作用やむくみの解消などにも効果があります。
ただし、60℃以上の熱や強い酸、アルコールに弱いので、調理には注意が必要ですね。
このプロメリンはバナナにも多く含まれています。
まだまだ寒い日が続きますね。
私もハワイなどの温かい所に行きたいですが、なかなか行けないですもんね。
暖かくなる春が待ち遠しいです。
インフルエンザに続き、おたふくかぜも流行ってきているようです。
皆さん気をつけて、元気に春を迎えましょう。
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