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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

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症例15 頚椎椎間板ヘルニア

◆50代 女性 / 初診日 201×年8月22日

  • 主訴
 右腕に力が入らず痺れがある、首の付け根の痛み、右足裏の痺れ

  • 現病歴
 前年の10/22に急に右腕の力が入らなくなり、動かせなくなる。また、親指から中指までの3本の指に痺れがでた。そこで、整形外科を受診したところ五十肩と診断された。本人もその診断に不安をおぼえ、違う整形外科を受診。そこでは首が原因だと診断。また違う整形外科を受診したところ「頚椎椎間板ヘルニア」で手術が必要と言われ、大学病院に紹介された。そこでMRIを撮り、頚椎の5番と6番の神経根が圧迫されていると診断。とりあえずは痛み止めの服用で経過観察となる。今年の3/15から足に力が入れづらくなり、足の裏に痺れがでるようになる。

 現在も右肩から右腕にかけての痺れ、首の痛み、足の裏の痺れがあり、その程度は発症当時とあまり変化はない。洗濯物を干そうと手を挙げていると、2~3分で腕がだるくなり動かせなくなってしまう。

 膀胱直腸障害はない。
 食欲正常。排便は1日1回、軟便。睡眠は正常。

  • 身体所見
 体型はやや太めだが、脚は細い。暑がりだが、足には冷えを感じていて、実際触ってみても冷たい。首を右に側屈すると痺れが増す・

 舌診: 舌質暗紅、裂紋、
斑もみられる、舌苔は薄白、やや乾燥、舌下静脈の怒張がある
 脈診: 左が渋、左の尺が最も弱い

 寝汗をかくことが多い。手足のほてりはない。冬でも冷たいものを好んで飲む。
 腰の重だるさが常にある。 耳鳴りはない。

  • 証名
 ・血液 ・・・ 血の巡りが悪くっている

 ・
腎陰虚 ・・・ 臓腑や組織を営養する腎陰が不足している

 陰虚(血液や体水液)が不足していることで血流が滞り、血の巡りが悪くなっていることが原因と考えました。

  • 治法
 ・滋陰活血 ・・・ 陰を補い、血の巡りをよくする

  • 針灸治療での使用経穴
 膈兪、委中、腎兪、太谿、復溜、血海、三陰交、合谷、太衝
 右4頚、5頚、6頚 など
 
 痺れがなくなってから、大杼、下風池、百労、陽陵泉など取穴

 週1~2回の治療を行う

  • 経過
 【2診】 8/24
 良くなっている感じはするが、右腕の痺れがある。足の裏はあまり痺れを感じない。

 【3診】 9/7
 右腕の痺れが軽くなってきているが、腕を動かすと肩の前方に痛みがでる。首の付け根の痛みがある。

 【4診】 9/11
 腕の痺れは感じないが、2分くらい腕を動かしていると肩付近がだるくなる。首の付け根の痛みがある。

 【5診】 9/18
 痛み止めの薬を飲むのをやめた。首から右肩にかけて重い痛みが朝にある。

 【6診】 9/25
 腕に力が入るようになってきた。首の付け根の痛みはある。

 【8診】 10/9
 首の付け根の痛みはあるが、洗濯物を干したり、髪の毛を洗うのが苦ではなくなる。

 【10診】 10/23
 首を動かしても痺れは出なくなった。肩の痛みもなく、肩こりのような張り感がある。

 【14診】 11/20
 首の付け根の張り感があるが、痛みや痺れ、だるさはない。

 【16診】 12/11
 痛み止めも飲まなくなったので、大学病院での診察を終了してきた。右首付け根の張り感がある。

 【19診】 1/8
 首の張り感もあまり感じなく、不調はない状況。

 【21診】 1/29
 治療を2週間に1度としても不調はみられなかったので、治療を終了としました。


 それなりに診療回数と期間を要しましたが、痺れや痛みなどの辛い症状が無くなり、首回りの筋肉の硬さもかなり軟らかくなりました。ご本人も最初のころとは全然違うと実感されていました。頚椎椎間板のヘルニアが縮小されたかどうかは分かりませんが、この症例から、ヘルニアがあっても痛みやしびれは改善する可能性があると考えます。根気よく継続して通院していただいた患者さんに感謝です。 

「手足の痺れ」の症状について中医学での考え方はこちら

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【患者さんの来院範囲】
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