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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

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胃下垂

胃下垂とは、胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態のことを言います。内科等ではほとんどの場合、症状が強くなければ治療の対象となりませんが、中医学では中気下陥が原因と捉えて、針灸や漢方薬で治療を行います。

現代医学からみた「胃下垂」

やせ形で筋力が弱い人に多い

 胃には大きく分けて噴門部、胃体部、胃角部、幽門部の4つの部位がありますが、その中で胃体部が下腹部まで長く垂れ下がり、胃が細長くなっている状態を胃下垂といいます。

 一般に、生まれつき体が弱く、やせ形で筋力が弱い人や神経質な人に多いようです。また男性より女性に多く、特に妊娠や出産を繰り返した人に多くみられるという特徴が認められます。

 以上から、原因としては胃を引き上げる筋力が弱いことや、ストレスなどの要因で食べたものをうまく消化できず、長時間胃の中に食べたものが残っていることにより、胃が下がってしまうことが考えられます。もちろん暴飲暴食により胃の中に入ってくるものが多いことも原因となります。

胃下垂の症状

・食欲がない
・食後に胃がもたれる
・ゲップがよく出る
・体を動かすとお腹が鳴る
・便秘しやすい  
           など

 症状は人により異なりますが、食欲はあってもあまり食べられず、食後は上腹部のもたれる感じを訴える人が多いようです。また、胃の膨満感をたえず感じ、ゲップが出やすくなったり、吐き気を感じたりすることもありますが、嘔吐することはほとんどありません。さらに、胸やけ、冷え、頭痛を感じることもあります。胃下垂になると一般的には便秘をしやすくなりますが、なかには軟便になる人もいます。

胃下垂の症状を和らげるためには?

◆消化のいいものを食べる
 胃下垂の症状を和らげるためには、できるだけ胃の負担を軽くして、栄養を十分に摂ることが大切です。そのためには、1回の食事量を少なくし、5~6回に分けて食べましょう。また消化のよい糖質(うどんやそばなど)や植物性のたんぱく質(豆腐やゆばなど)を多く摂り、動物性のたんぱく質は白身の魚や脂肪の少ないお肉を食べるように心がけましょう。山いもや大根も、アミラーゼ(でんぷんの消化を助ける酵素)を含んでいるので消化にいい食品です。
 体を冷やす食べ物はなるべく避けた方が無難です。冷たい飲物やアイスクリームなどが胃腸を直接冷やすので避けましょう。また、トマトやきゅうりなどの野菜や、スイカや梨などの果物もたくさん食べると体を冷やすので控え目にしましょう。

◆体を動かす習慣をつける
 適度な運動をすることで腹部の筋肉を刺激して症状が軽くなります。また、胃は「心を映す鏡」といわれるように、ストレスに敏感に反応します。したがって、ストレスを解消する意味でも、軽めの運動を日常生活に取り入れていきましょう。1回10分でいいので歩く時間を増やしたり、階段を利用するなど、日々の生活の中で行えると心と体の負担も少なくてすみます。また、寝る前や朝起きたときなどに5分でいいので、ストレッチや深呼吸をおこなうなど、気持ちをリフレッシュさせる時間を作るのもお勧めです。

中医学からみた「胃下垂」

 中医学では、「脾胃」の虚弱によって中気下陥して起こるものが多くみられます。中気とは、体を上焦、中焦、下焦と区分したときに中焦にある脾胃の気のことをいいます。

「脾」の臓の働き

脾 中医学でいう脾の主な働きは、現代医学でいう胃腸の働き全てと考えています。つまり、消化吸収の全てを脾がメインとなって行っています。

◆「脾は運化を主る」
 脾は飲食物を精微物質(エネルギー)に変えて、その精微物質を全身に送る働きがあります。

 そして、胃下垂に最も関係する働きは昇清という働きです。

◆「脾は昇清を主る」
 脾には飲食物を消化吸収して作られた精微物質を上にある肺に上昇させる働きがあります。この働きが衰えると、上にエネルギーがいかないので、めまい、立ちくらみ、無力感などの症状があらわれ、ひどくなると脾気が下陥して慢性の下痢、脱肛、胃下垂などの内臓の下垂などが起こります。

中気下陥(脾気下陥)

 慢性的な下痢や肉体疲労、産後などにより脾気が虚弱となり、脾の昇清作用が低下したために起こる病証です。

【症状】 内臓下垂、内臓の下垂感、内臓下垂による腹部膨満感、便意が頻繁、めまい
     脱肛、子宮下垂
     全身倦怠感、息切れ、無気力、食後の腹部脹満感、顔が黄色っぽい

【舌診・脈診】 舌質淡で胖大、脈沈細や弱

【治法】 益気昇提
【方薬】 補中益気湯

【良い食材】 穀類、山いも、じゃがいも、かぼちゃ、キャベツ、カリフラワー
       いんげん、豆類、干ししいたけ、栗、蜂蜜、鶏肉、牛肉、コイ、フナ

【針灸治療代表配穴】 合谷、足三里、中
、百会、脾兪、胃兪、三陰交、太白
           気海、関元、梁門などから選穴

胃下垂に有効な民間療法

                   ディアゴスティーニ「漢方ライフ」より抜粋
◆松葉の煎じ汁
 お腹の痛みやむかつきを和らげることができるそうです。新鮮な松葉を水でよく洗い、刻んで煎じた汁を飲みます。苦味が気になって飲みにくいときは、ハチミツを加えることで飲みやすくなります。

◆梅干し番茶
 梅干しに、生姜をおろして搾った汁を加え、番茶を注ぎます。胃腸を丈夫にする上に、口臭も抑えることができるそうです。
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