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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

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臓象学説(臓腑学説)各論

脾と胃の働き

黄帝内経にこうあります。
脾:脾は倉廩の官、五味出づ ※五味とは酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛い)の五つの味
 飲食物の消化により後天の精(栄養素)を取り出します
胃:水穀の海、水穀の腐熟を行います (水穀とは水分と穀物の総称)
 消化吸収の働きを主とします

さらに、
「脾胃は後天の本なり、気血生化の源である」ともあります。
これは脾胃が飲食物を精微物質に変え、それを臓腑と各組織に輸送することによって全身に栄養を与えていることをいっています。

脾胃の働き
 
参考文献)医歯薬出版「わかりやすい臨床中医臓腑学」王財源著

脾の働き

脾 脾のおもな働きは、胃・小腸をとおし飲食物を消化吸収させ、水穀の精微(栄養成分)をつくりだし、全身に輸送することです。また、血液が外に漏れ出ることを防ぐ働きもあります。当院の患者様に、脾が弱ってしまったことで、食欲不振でやる気が出ず、頭の回転も低下し仕事にならないという方がいました。

  • 脾は運化を主る
 口から入った飲食物は、胃でドロドロの粥状態に変化し、小腸に送られ、水穀の精微と残渣とに変化します。飲食物から作られた水穀の精微と水液は脾が吸収し、心肺に送られます。脾の運化作用の失調は、食欲不振、腹部のもたれ感、食後の倦怠感、食後のねむけ、軟便、下痢、むくみなどの症状としてあらわれます。

  • 脾は昇清を主る
 昇清とは、水穀の精微と水液を上昇させるという意味で、脾は水穀の精微と水液を心肺に輸送します。また、臓腑、器官の位置を維持する働きもあります(昇提作用)。脾の昇清の働きが失調すると、栄養成分を上に持ち上げることが出来ないので、めまい、ふらつきなど症状があらわれ、臓腑の位置を保てなくなると、脱肛、胃下垂などの症状があらわれます。

  • 脾は血を統べる
 脾の運化作用が正常であれば、気血が充足し、気の固摂作用を十分に発揮するので、血が脈外に溢れ出ることを防ぐことができます。この働きを「脾は血をすべる」といいます。この働きが失調すると、血便、血尿、鼻血、不正出血、生理がダラダラと続く、皮下出血などの出血症状があらわれます。

  • 脾は口に開竅す
 口や唇は脾の支配下にあります。脾気が健やかで盛んであれば、食欲が旺盛で味覚も正常となります。もし脾に熱があれば、口中が甘くなります。また脾に湿邪があれば口中が粘ってすっきりしなくなります。脾虚で健全に運化できなければ味が分からなくなったりします。

  • 脾は肌肉を主る
 脾は運化を主り、統血を主るので、気血生化の源となります。全身の肌肉(筋肉)は気血に滋養されることによって発達し壮健になります。もし脾の運化作用が健全でなくなれば、肌肉は痩せて力がでなくなってしまいます。私が以前筋力トレーニングに励んでいたころ、しっかり食べても体重(筋量)を増やすことがなかなか出来ませんでした。当時は軟便で、3食食べていましたが空腹感はあまり感じていませんでした。毎日疲れも感じていたので、脾気が虚していたのだと思います。食べても体が大きくならない人は、脾の働きを改善する必要があるかもしれません。

胃の働き

胃 胃は飲食物を受け入れ、収納します。胃に収納された水穀は、胃の第一段階の消化を経た後、そこに含まれる水穀の精微(栄養成分)は脾の運化作用によって全身に輸送され、残りの部分は小腸に送られます。脾と胃とは経脈が連絡していて、表裏の関係にあります。脾と胃の主な機能は、協力し合って飲食物を水穀の精微に変え、気血津液に化生して全身に供給することにあります。

  • 胃は受納を主る
 胃には飲食物を受け入れ納める働きがあります。この働きが正常であれば、食欲は旺盛になります。逆に胃気が虚すと、正常に飲食物を受納できなくなるので、胃脘部の脹満、食欲不振、げっぷ、嘔吐などの症状があらわれます。

  • 胃は腐熟を主る
 胃は胃気の働きによって飲食物を消化し、粥状に変化させる働きがあります。胃が腐熟機能を失うと、飲食物が消化されずに胃中に停滞するため、胃脘部のつまって張っている感じ、げっぷの頻発、食物臭の混じったげっぷが出る、食欲不振などの症状があらわれます。

  • 胃は降濁を主る
 胃には消化の過程をへた飲食物(食物残渣、水液代謝物)を、胃気によって腸管に下降させる働きがあります。胃は降濁を主り、脾は昇清を主り、両者が協調し協働することによって飲食物の消化吸収が完成されます。正常な状態では胃気は下降します。もし胃気が下降しなければ、胃脘部の脹満感や疼痛、食欲不振、嘔吐などの症状があらわれます。

埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院【石上鍼灸院】

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【患者さんの来院範囲】
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