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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

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臓象学説(臓腑学説)各論

肺と大腸の働き

黄帝内経にこうあります。
肺:肺は相傅の官、治節を出づ  ※治節とは、管理・調節するという意味
 すべての臓腑器官組織の生理活動を営む気の根本をつくります
大腸:伝導の官、変化を出づ
 糟粕を外部へ送り出します

肺大腸
 
参考文献)医歯薬出版「わかりやすい臨床中医臓腑学」王財源著

肺の働き

肺 肺は呼吸器官で、体外から気体を取り入れ、またそれを排出する役割を担っています。つまり、中医学的にいうと、肺は濁気を吐きだし、清気を吸入する働きをします。その清気は、飲食物からできた精微の気と結合して、人体各部に輸送され供給されます。そのため、肺には全身の気を調節する作用があるとされています。また、肺には体液を調節し水道を通調する作用もあります。当院の患者様に、肺気が虚しているために月に1度はカゼをひいてしまうという方がいました。

  • 肺は宣発を主る
 肺には上に向かう上昇・発散と、外に向かう散布の機能があります。肺は、気化作用により脾が送ってきた水穀の精微(栄養成分)を全身の臓腑組織に輸布します。この働きが正常であれば、皮膚は常にみずみずしく、さらには外邪の侵入を防ぐことができますが、この働きが失調すると、皮膚の乾燥、抵抗力の低下、また全身に気を送ることができなくなるので、胸悶、咳喘、鼻閉、疲れやすくなったりします。
 また、肺は宣発作用により汗を汗孔から排出させます。汗を出すことには、汗とともに濁気を出したり、体内に侵入した外邪を追い出す役目もあります。この働きの失調は、汗をかかない、カゼをひきやすいなどの症状としてあらわれます。
 さらに、肺は宣発作用によって体内の水液代謝を促します。この働きが失調すると、尿量の減少、排尿困難などの症状があらわれます。

  • 肺は粛降を主る
 肺には呼吸で取りこんだ清気を、腎に送りこむ働きがあります。また、不要になった水液を膀胱におろす働きもあります。この粛降の働きが失調すると、肺気が下降しなかったり、腎に清気が届かなかったり、不要な水液が体内に溜まったりするため、咳嗽、喘息、息切れ、疲れやすい、元気がない、むくみ、尿が少ないなどの症状があらわれます。
 また、肺は汗を出すばかりではなく、外界の環境変化に応じて、皮毛や汗孔を閉じて発汗を抑えます。肺の粛降作用の失調は、汗孔が開いたままの状態となり、汗がとまらない、外邪が侵入しやすいなどの症状としてあらわれます。

  • 肺は気を主る
 肺は宗気を作り出す作業と深く関わっています。宗気は飲食物から吸収した水穀の精微と、肺が吸収した清気とが胸中で結合することで作られています。この宗気は胸中をめぐり、言語、音声、呼吸を調節し、心の推動作用を助ける働きがあります。肺が清気を吸いこむ力が弱くなると、宗気を作り出すことができなくなるので、声が小さい、息切れするなどがあらわれ、さらに動悸などの症状もあらわれます。
 また、肺は全身の気を調節しています。肺は呼吸運動で清気を吸いこみ、腎にまでおろし、濁気を宗気と協力して気道に押し上げ、鼻から吐きだします。この働きが順調ならば、清気と濁気は常に入れかわり、体内の清気が充実することになります。清気は、腎にある原気や飲食物から吸収した水穀の精微とともに、気をつくるモトとなります。そこで、清気の不足は全身の気の不足をみちびきます。

  • 肺は皮毛を主る
 皮毛とは、皮膚・汗腺・毛髪などの組織を含む全身の表(体の最外層)のことです。皮毛は、肺の宣発作用により常に衛気(体表を保護し外邪の侵入を防御する気)と津液(水液)で養われています。肺気が充足していれば皮毛は潤っていますが、肺気が虚すと皮毛は生気がなくなり毛髪は脱落しやすくなります。また外をまもる機能も低下して、カゼをひきやすい、よく寒気がするなどの症状をあらわします。

  • 肺は鼻に開竅す
 肺は呼吸を主り、鼻は呼吸の通路なので、肺の気を主る機能が正常であれば、鼻はとおり、嗅覚は鋭敏となります。外邪はしばしば鼻から肺に侵入して、肺気の宣発作用を失調させます。肺気の宣発作用が失調すると、鼻づまりや鼻水が生じ、嗅覚が減退して匂いを区別できないという症状があらわれます。

大腸の働き

  • 大腸大腸は伝導を主る
 大腸は小腸で消化吸収された後の食物残渣から余分な水分を再吸収して、糞便を形成し、肛門から体外に排出します。大腸の伝導機能が正常であれば、排便は正常になります。もし伝導機能が失調すると下痢、便秘、残便感、下腹部の痛みなどの症状があらわれます。
埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院【石上鍼灸院】

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【患者さんの来院範囲】
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