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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆冷房の破壊力

2018年7月23日(月)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

猛暑暑い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか。
さきほど、東京の青梅で40.8℃を観測したという情報がネットに載っていましたが、さらに今、熊谷で41.1℃まで気温が上がり、日本歴代最高を5年ぶりに更新したそうです!!
まだ7月の中旬だというのに、恐ろしくなりますね。

外気温が高くなれば、お店など冷房が効いた所との気温差が激しくなってしまいます。
そうなると自律神経への影響が出るので、不調を訴える方が増えてきます。
自律神経による体温調節は、5℃以上の急な環境変化にはうまく対応できないそうです。
冷房の効いた所から、外へ出るというのを繰り返すと、それだけで自律神経は混乱してしまいます。
自律神経は自分でコントロールできないので、怖い話ですよね。

昨日、久々に電車に乗りました。
昼2時頃、家から駅まで15分くらい歩きました。
昨日も35℃くらいあったので、かなり汗をかきました。
体を冷やすのは嫌だったので、電車は弱冷房車を選びました。
しかし、最近の弱冷房車は本当に弱冷房のようで、全く汗が落ち着く感じにはならず、仕方なく普通の冷房が効いた車両に移動しました。
最初は非常に快適でしたが、20分以上乗っていたので、降りるころには少し寒くなっていました。
外に出れば、また35℃の世界。
駅からまた15分ほど歩いたので、汗だく。
そして、目的地は冷房がしっかり効いていました。
そこで、少し寒いなぁと思いながら、約5時間滞在。
外に出たときには、夜になっていたので幾分涼しかったですが、来た道を同様に帰ったので、家に着いたときにはまた汗をかいていました。

長々と工程を書きましたが、シャワーを浴びたときにビックリしたことがあったんです。
37℃に設定しているシャワーのお湯が、チョー熱かったんです!
壊れて熱湯が出たのかと思い、すぐに水を出しましたが、どうも故障じゃないようです。
おかしくなっていたのは、私の皮膚の温冷覚。
その時感じたのですが、汗をかいて暑いのに、少し寒けもありました。
ぬるま湯から、徐々に37℃のシャワーにして、体に当てていると寒けがなくなり、シャワーの温度に慣れてきたので、もう大丈夫だなと思い普通に体を洗いましたが、これこそ冷房の破壊力ですね。
人間の皮膚の温冷覚をおかしくさせる力がありそうです。
ひいては、自律神経にも確実に影響をするでしょう。
たった1日このような行動をしただけで、このありさま。
毎日、電車で通勤して、寒いオフィスで仕事をされて、帰ってくるような生活をしている方々には、多大な影響があって当たり前です。
是非養生なさって欲しいです。
湯船よく、「ぬるめの湯船につかりましょう」とありますが、まさしく自律神経を整えるにはもってこいだと今回改めて実感しました。
ウォーキングとかもいいのでしょうが、この気候では厳しいので、湯船がいいと思います。
毎日自律神経をリセットして、今年の酷暑を乗り切りましょう。

今回怖いと思ったことがもう一つあり、シャワーを浴びるまで自分は暑くて体がほてっているんだと思い込んでいたことです。
実際は、冷房と汗をかいて、体は冷えていたのだと思います。
そのため、37℃のシャワーが熱湯のように感じたんだと推測しております。
このことに気づかず、暑いんだから冷やそうと冷たいものを食べたりしていたら、今度は胃腸に症状が出ていたかもしれませんね。
そこからは下痢、食欲低下など、いわゆる夏バテまっしぐら。
そんなことになっていたかもしれません。

こう言うと、冷房が悪いようですが、今年の猛暑は冷房なしでは危険です。
冷房が悪いわけではないので、うまく利用して、元気に過ごしましょう。
それには、「湯船につかって自律神経をリセット」
良い方法なので、参考にしてください。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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