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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学で

◆心のうつうつ不調のケア

2018年4月25日(水)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

うつ今日は朝から雨がしっかり降っています。
天気が悪いと気持ちも落ち込み気味になりますね。
五月病の時期も近づいているので、今日はうつうつ不調のケアについてです。
心編と体編を数回に分けてお送りします。
この内容は、オレンジページ「自分でできるやさしい漢方vol.2」を参考にさせていただいています。

心は非常にデリケートで、はっきりとした原因が思い当たらなくても、天候や周囲の環境に知らず知らずに左右されていることもあります。

・不安になる
・他人の言葉を深読みしてしまう
・涙もろくなる
・落ちこむ
・攻撃的になる
・憂うつになる
・悲しくなる
・面倒くさい      などなど

以上のような状態はよくあることですが、こじらせないことが大切になります。
体と心は密接なので、体を刺激することで気分が変わることがあります。
そのセルフケアをご案内します。

ラン・ウォーキングやストレッチで心のうつうつを発散
うつっぽいときは、心のエネルギーが体の中によどんだ状態になっています。
そこで、体を動かして、エネルギーがスムーズに流れるようにしましょう。
軽いストレッチやウォーキングなど取り組みやすい運動を、短時間でいいので、毎日できるだけ同じ時間に続けるようにすると、心のパワーがだんだん高まってきます。

太陽・太陽といっしょの時間を増やそう
中医学では、うつうつとした心は「陰」の状態にあり、陰が強すぎるときは「陽」のものに触れたり、取り入れたりすることで、バランスをとる必要があると考えられています。
そこで、「陽」の代表格・太陽の光を積極的に浴びましょう。
薄いカーテンにして自然に朝日を感じたり、昼休みに散歩をしたり、5分でも10分でもいいので、今よりもっと太陽といっしょの時間を長くもちましょう。

料理・「好きなとき」「好きなだけ」自分のペースを大切に
体に滞った心のエネルギーを動かすために、趣味を楽しむのもひとつの方法です。
何かに集中する時間をもつことで、気分が切り替わり、意欲もわきやすくなるからです。
でも、それが義務になり、趣味に支配される状態になると、逆に負担になってしまいます。
自分のペースをコントロールできるものを選ぶことが大切です。
行きたい時に通えて、好きなだけできるようなものにしましょう。
例えば、お菓子作りや写真撮影など、自由度の高い趣味を楽しみましょう。

植物・植物や動物にふれて心の元気をもらおう
落ちこんでいるときは、親しい間柄でも関係がぎくしゃくしやすいものです。
そんなときは、無理につきあうより、気を遣わずに、自分がのびのびと接することができる植物や動物とふれ合いましょう。
植物や動物は人間のように見返りを求めず、心のパワーを奪われることがありません。
それでいて、やさしさや温かさを思い出させてくれるので、だんだんと気持ちが落ち着いてきます。

以上のセルフケアを頭の片隅に置いて、生活の中にちょっとでも取り入れてみてください。
うつうつ不調をこじらせないように、少しでも手の空いた時間に心を休ませてあげましょう。
次回は症状別のケア方法をご案内します。



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