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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です。症状以外にも、顔色や、舌、脈などを総合して判断するため、大変面白く奥深いものです。ここでは中医学の話を中心に、私のプライベートなことも載せています。

◆経穴「合谷」

2018年4月9日(月)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

以前に書き込んだ足三里に続き、こちらも有名なツボ・合谷についてです。
このツボは、親指と人差し指の中手骨の間に位置していて、また2つの指を開いたとき陥凹する形が谷に似ていることから、合谷と名付けられました。

合谷は、手陽明大腸経の原穴(臓腑の原気が通過し留まるツボ)です。
肺と大腸は互いに表裏の関係にあり、外から風邪の侵犯をうけると肺衛がまずその影響を受けます。
合谷は手陽明大腸経の原穴なので、表裏二経を通じさせる作用があります。
そのため、合谷はカゼなどの急性熱病や外感表証に効果があります。

手陽明経の経脈の通り道の体表病変にも効果があります。
肩、首、顔、眼、口、鼻などの疾患に効果があるので、「面口合谷に収める」といわれています。

さらに、私が最も重要視している効果は、気を補うことが出来ることです。
肺は気を主っていて、合谷を補すと肺気を補益する作用があるので、肺気虚により起こる病証に効果があります。
また、補気の作用があるため、気虚による病変全般に用いられます。

合谷

【効能】 補気固表、益気昇陽、疏風解表、開竅醒志

【主治】 針灸経穴辞典から引用
 頭痛、目の充血・腫脹・疼痛、鼻出血、歯痛、顔面部の浮腫、咽喉部の腫脹・疼痛、指の痙攣、
 腕の痛み、口や眼のゆがみ、熱病で無汗のもの、多汗症、無月経

合谷は、一般的には頭痛や歯痛の痛みをとることで有名かもしれませんね。
でも、補気の作用は非常に有効です。
気虚は、めまい、息切れ、話をしたくない、倦怠感、汗が出やすい、動くと症状が悪化する、などエネルギーが不足した症状がみられます。
一言でいってしまうと、疲れた状態です。
疲れを感じたら、合谷にお灸をしたり、指圧で気を補ってあげましょう。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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