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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です。症状以外にも、顔色や、舌、脈などを総合して判断するため、大変面白く奥深いものです。ここでは中医学の話を中心に、私のプライベートなことも載せています。

◆黒豆について

2017年11月17日(金)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

黒豆今回は「黒豆」についてです。

黒豆は大豆の一種です。
「まめまめしく暮らせるように」との願いをこめて、お正月のおせち料理に加えられる食材です。
含有するサポニンに去痰作用があるため、昔から喘息の民間薬として用いられています。
黒豆はビタミンB1が豊富です。
ビタミンB1が不足すると、体内の糖質を分解することが出来ずに疲労物質が蓄積されてしまいます。
このようにビタミンB1は疲労回復に不可欠な栄養成分です。
また、黒豆に含まれる脂質のリノール酸はコレステロール値や血圧を降下させる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、高血圧など生活習慣病の予防に効果があるとされています。
豆類である黒豆には、体に有効な大豆サポニンが含まれています。
これは、大豆を煮ると出てくる泡状のアクのようなもので、黒豆特有のえぐ味や苦味のもとでもあります。
サポニンには強い抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を抑制して代謝を促進すると考えられています。
黒豆が黒いのは、アントシアニンという色素によるものです。
この色素は、目の機能や肝機能の向上に効果があります。
がんを抑制する抗酸化作用や、血圧の上昇、血栓の生成、血小板の凝固などを抑制する働きも明らかになっています。

【中医学的効能】
・四気五味: 甘、平
・帰経: 脾、腎

・滋陰補血: 血液や体水分などの陰を補い、皮膚や筋肉、唾液などの分泌を促す
・去風: 免疫力を高め、外感病のもとである風邪を追い払う
・利水: 排尿を促し体にある余分な水分を除く
・活血解毒: 血行を良くして、各種の皮膚感染症に効果がある

黒は中医学では腎の色で、腎の機能を補います。
黒豆は腎虚で視力の弱い子供に良いと古文献に記載があります。
何千年もの経験から、黒豆の黒色が腎と目に良いという効能がすでに知られていたんですね。

豆



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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