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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆症例「足のむくみと膝裏痛」をアップ

2017年11月1日(水)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

あっという間に今年もあと2か月となりましたね。
ついこの間まで暑かったように感じますが、朝晩は冷え込むようになりました。
徐々に冷えを訴える患者さんが増えてきました。
乾燥もしているので、カゼなどにも気をつけて過ごしましょう!

当院の症例17弾「足のむくみと膝裏痛」を【当院での症例】にアップしました。
気になる方は下記からご覧ください。
症例17「足のむくみと膝裏痛」

この患者さんのむくみは心臓の手術後から生じたものでした。
心臓の働きがうまくいかずむくんだのか、しばらく動いていなかったからむくんだのかは不明ですが、鍼灸治療4日後に来院されたときにはむくみがなくなっていたので経過の良かった症例になります。

むくみは、心臓、肝臓、腎臓の障害による場合もありますが、一般的には一過性のものが多いです。

【一過性のむくみの原因】
・長時間の起立状態
長い時間立っていると、重力により血液が下に溜まりやすくなります。
すると、静脈の圧が高くなり、その水分が静脈から細胞組織に移動してしまい、むくみます。
・運動不足
足静脈自体に収縮する力はないため、下にさがった血液を心臓に戻すためには、筋肉のミルキングアクションによるサポートが重要になります。
ミルキングアクションとは、足の筋肉が収縮、弛緩することにより血液を循環させるポンプような役割をすることをいいます。
運動不足によって足の筋肉が衰えると、その機能が低下していまし足に水分が溜まりやすくなってしまいます。
・塩分の摂り過ぎ
血液の塩分濃度が高くなると、それを浸透圧まで薄めようと水分を体に溜めこんでしまいます。
それによりむくみが生じます。

一過性のむくみであれば、運動をする、湯船でマッサージをする、心臓より足をたかくするなどよく知られた方法で対処することが可能です。
今回の患者さんは術後、膝裏痛があり、来院時は車で送ってもらい、びっこをひいて歩くような状態でした。
痛みをとり、腎虚があったので補腎により排尿を促す治療をしました。
2回目の治療の時には、自転車に乗って元気に来院してくれました。
むくみに対して鍼灸治療が有効な場合も多いので、気になる方はご近所の鍼灸院も選択肢の一つに入れてくださいね。


中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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