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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆治療後のお茶

2017年9月28日(木)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

このところメッキリ涼しくなって過ごしやすくなりましたね。
自転車で通勤しても汗をかかなくなりました。
助かりますね。

当院では治療後に、一息ついていただくためお茶をお出ししています。
一応患者さんの体調や体質を考慮して、烏龍茶、ジャスミン茶、紅茶などを出しています。
中国茶の主な違いは茶葉の発酵度によります。
発酵度の低いものほど体の熱を鎮める「涼性」の性質になり、発酵が進むに従って体を温める「温性」に傾いていきます。
緑茶は不発酵茶なので、涼性の性質で体の熱を鎮める作用があります。
烏龍茶は半発酵茶で、発酵の度合いによって種類が数多くあります。
茶葉の性質も緑茶に近いやや涼性のものから、紅茶に近いやや温性のものまで幅広くそろっています。
紅茶は完全発酵茶なので、発酵によって温性に変化しています。

私が通年でよくお出ししているのは凍頂烏龍茶です。
どんな体質の方にでも合いますので。
烏龍茶 茶葉
凍頂烏龍茶は台湾の凍頂山一帯で作られている烏龍茶で、発酵度は軽めです。
色は薄め、さっぱりとした甘みのある味で香りもいいお茶です。
茶凍頂





私が一番好きなお茶なので、院ではもちろん自宅でも飲んでいます。
実家にも渡して両親にも飲んでもらっています。
先日患者さんから台湾のお土産で凍頂烏龍茶(右の写真)を頂いたので、今あけている茶葉がなくなったら開封して患者さんにも飲んでいただこうと思っています。
「林茂森茶行」というお店らしいので、次回台湾に行ったときには寄ってこようと思っています。

他には、脈が硬くなっていて、交感神経がたかぶっているような方にはジャスミン茶をお出ししています。
ジャスミン茶はリラックス効果があります。
体に余分な水分がある方には、はと麦茶を出しています。
あとはこれから寒くなるので、体を温めてくれる紅茶を出す機会が増えてきます。
お茶にも性質があるので、それを考慮して飲むのもいいですね。
と色々行ってきましたが、皆さんはあまり深く考えすぎずおいしいと思うお茶を飲むのが良いでしょう。
おいしいと思えるお茶はその方の体質に合っていなくはないと思いますので。

今後もおいしいお茶を出していきますので、当院に来院いただいた際にはお茶を飲んで最後までゆったりとした気持ちで帰ってくださいね。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

〒332-0023
埼玉県川口市飯塚3-7-28
TEL.048-446-9860